眠れなくなる宇宙のはなし@佐藤勝彦 ★★★★★

宇宙論の書籍はとかく難しく題名の通り”眠くなる”のですが本書はお勧めの良い本です。第一夜から第七夜で短編の各トピックスになっているので読みやすくわかりやすいです。古代から現在までの宇宙論をそれぞれの時代の先駆者(学者達)たちの自然・宇宙を見る視点・観察力等がすごい!人間って素晴らしい!何度も”なるほど””へぇ~”と思わせる内容が満載です。興味津々でワクワクして本当に『眠れなくなります』
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第一夜:ひとはなぜ宇宙を想うのか?
宇宙の存在にきずづく夜・われらは何処より来るや、われら何者なるや・『天からの文』を読み解く学問=天文学
宿命占星術=私たちが星占いで『何月生まれ』というのは生まれたときの太陽の位置だけで運勢を占っている。
第二夜:神の手による宇宙の創造
古代の人々が考えた宇宙・思い描いた天と地の形、さまざまな創世神話のタイプ・イスラム世界で今も使われる太陰暦・古代エジプトで生まれた太陽暦・天と異変と地の災いを結びつけた天変占星術・7つの天体の位置から個人の運命を占う宿命占星術あらゆる自然現象・天変地異の発生は『神の手』によるものと考えていた。
第三夜:合理的な宇宙観の誕生
古代ギリシャから古代ローマまでの宇宙観/革命的な思想、自然哲学、事前現象は神の手によるものでない。ギリシャ神話における宇宙観・『大地は球だ』と最初に主張したピタゴラス・アテネの誕生と三大哲学者の登場・たまねぎ型の宇宙を想像したプラトン・宇宙は永遠不滅だと唱えたアリストテレス・月と太陽の大きさを測ったアリスタルコス・・『合理性』という人間の本質
第四話:天動説から地動説への大転換
中世から近代はじめにかけてのヨーロッパの人にとの考えた宇宙観天と地の法則を統一したニュートン・万有引力(重力の法則)と運動の3法則(慣性の法則等)を組み合わせて天と地の物体の運動を正しく説明/キリスト教同士の宗教戦争の原因が宇宙論の違いである事/キリスト今日の誕生と発展・無からの宇宙創造・イスラム帝国に受け継がれたギリシャの学問/地動説を再発見したコペルニクス・惑星の軌道が楕円であることを発見・望遠鏡で初めて宇宙を見たガリレオ
第五夜:広大な銀河宇宙の世界へ
宇宙の大きさが急激に広がった18世紀から19世紀の話/天体力学・重力の法則を応用して太陽系の天体の運動を研究/ハレー彗星の再接近を見事に予言・望遠鏡の発展・星の一生を想像する理論:HR図・ドップラー効果から
わかる天体の動き
第六夜:ビッグバン宇宙論の登場
20世紀の宇宙論・静的な宇宙から宇宙は大きさ形を変える『動的な宇宙』/科学者を悩ませた光の速度の謎:アインシュタインの相対性理論/光時計を使った思考実験・光速度不変の原理『動いている時計は止まっている時計よりゆっくり進む』・空間の曲がりが引き起こす重力『動いている物体は進行方向の長さが縮む』・『物体があるとその周囲の空間は曲がる』・日食の観測で相対性理論の正しさを証明・性的な宇宙を信じていたアインシュタインの宇宙モデル・宇宙は膨張すると最初に唱えたフリードマン・宇宙は小さな宇宙の卵から生まれた
第七夜:新たな謎と革命的宇宙モデル
宇宙論の最新の研究成果/ミクロの卵がどうやって生まれたのか・宇宙の始まりは物理学が破綻する特異点:温度・密度・重力・空間の曲がりすべてが無限大になってしまう。・宇宙の初期に起きたものすごい急膨張:インフレーション理論・宇宙を急膨張させた真空のエネルギー・宇宙の始まりの謎を握る量子重力理論・ホーキンスの無境界仮説:虚数の時間・半球面の全体・科学が明らかにした宇宙の歴史・目に見えない暗黒物質:ニュートラリーノ・アクシオン・宇宙の真の主役:暗黒エネルギー・10次元空間を漂う膜宇宙:超ひも理論・プレーン宇宙論が想像する永遠の宇宙

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